身悶えながら

投稿者: 幸江

息子の遺書を見つけて後を追った夜、
私は親子の境界線を自ら越えてしまいました。
引きこもりで不登校、そして自殺願望を持つ一人っ子です。
夫は単身赴任中で、そんな息子と二人暮らしを
送っていた最中の事でした。
県道沿いの歩道を一人で俯き歩いている息子の姿を見たとき、
私は力ずくで車の中に押し込みました。
「どういうつもりなの?」
感極まって涙声で叱りつける私に、
息子もワッと声を上げて泣き出し、
私の胸に飛び込んできました。
街灯もまばらな深夜の県道です。
停めた車の中で力一杯、息子の体を抱きしめていると、
泣きじゃくりながら息子も私の胸に顔を埋め、
まるで甘える幼児のように乳房をまさぐり
「ママ

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